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公開日: 2026 年 8 月 5 日
この記事は 2026 年 8 月時点の情報です。最新の設定手順はWebhook のワークフローを設定するをご確認ください。
Admina の自動化(オートメーション)は、入社・退社に伴うアカウント発行や削除など、あらかじめ用意されたテンプレートに沿って動く運用が基本でした。 2026 年 7 月のアップデートで、ワークフローに HTTP リクエストと Webhook トリガーを組み込めるようになりました。これにより、処理結果を外部システムへ繋いだり、外部システムから自動化を起動したりできます。
Admina のワークフロービルダーでノードを追加する画面。コミュニケーションのカテゴリにHTTPリクエストが表示されている

HTTP リクエストのノードを追加する画面

Admina のワークフロービルダーでトリガーを選択する画面。トリガーの一覧にWebhookが表示されている

Webhook トリガーを選択する画面

Admina の Webhook では、安全のために SHA256 でハッシュ化した署名を要求する処理を設けています。この記事では、少し難しいハッシュ化のサンプルコードを、よく使われる言語である Google Apps Script・TypeScript(Slack Workflow Builder)・Python(Zapier)で書きました。送受信の両方向・計 6 パターンを解説します。

全体解説:2 つの接続口

Admina の自動化と外部システムの接続には 2 つの方向があります。方向によって、必要な実装が大きく変わります。
Admina から外部サービスへの HTTP リクエストはコード不要で繋がり、外部から Admina への Webhook トリガーは署名の計算が必要であることを示した図

Admina 自動化の 2 つの接続口

Admina → 外部:HTTP リクエスト

Admina からの HTTP リクエストは、URL を自由に入力でき、HTTP メソッドも選択できます。静的なヘッダーの追加と BASIC 認証にも対応しています。つまり、一般的な Webhook 受信口を持つサービスであれば呼び出せます

外部 → Admina:Webhook トリガーと署名

一方、外部から Admina のワークフローを起動する場合は、リクエストごとの HMAC-SHA256 署名が必須です。 Admina のワークフローはアカウントの作成や削除まで実行できるため、URL を知っているだけでは起動できない設計になっています。合言葉のような固定トークンではなく、タイムスタンプとボディから毎回計算する署名を要求する、一般的な Webhook より強い認証です。 外部ツール側に求められる条件は 2 つです。
  1. 任意の HTTP ヘッダーを付けられること
  2. sha256 でハッシュ化した署名を毎回計算してヘッダーに付けられること
1 は多くのツールが対応しています。分かれ目は 2 で、ワークフローの途中に任意のスクリプトを組み込めるツールだけが Admina を起動できます

Admina から呼ぶ(HTTP リクエスト):3 つの接続先

受け側は POST を受信できればよいので、いずれも署名の計算は不要です。受信後の処理は各サービス側で用意します。
Admina の HTTP リクエストから Slack・Zapier・Google Apps Script へ接続する構成と、それぞれの受け口・必要なものを整理した図

Admina から外部を呼ぶ:3 つの接続先

Slack:Workflow Builder の Webhook トリガー

Slack の Workflow Builder で「Webhook」開始条件のワークフローを作り、発行された URL を Admina の HTTP リクエストに設定します。Admina のワークフロー実行をきっかけに、Slack のワークフローが起動します。

Zapier:Webhooks by Zapier(Catch Hook)

Zapier の Catch Hook トリガーで発行された URL に POST するだけで Zap が起動します。受信したデータは後続のステップで利用できるため、Zapier がハブになって他のサービスへ広げられます。
Webhooks by Zapier はプレミアムアプリのため、利用には Zapier の有料プランが必要です。

Google Apps Script:ウェブアプリとして公開した doPost

Google Apps Script 側は doPost を実装し、アクセスできるユーザーに全員を指定してウェブアプリとして公開するだけです。受信後の処理(スプレッドシート書き込みや Slack 通知など)を自由に書けます。

Admina を呼ぶ(Webhook トリガー):3 つの実装方法

こちらは前述の署名計算があるため、3 サービスともスクリプトを書けるステップが必要です。ノーコードの Webhook 送信機能だけでは署名を計算できず、いずれも接続できません。
Google Apps Script・Zapier・Slack のそれぞれで署名を計算して Admina の Webhook トリガーを起動する構成と、前提条件を整理した図

Admina を呼ぶ:3 つの実装方法

Slack:カスタムステップを自作して送信

Slack の Workflow Builder には、標準ではコードを実行できるステップがありません。そのため、Slack CLI(Deno SDK)でカスタムステップを自作します。Web Crypto API で署名を計算し、Admina の Webhook URL へ POST します。
カスタムステップ自体に追加料金はありません。ただし利用には Slack の有料プランと、自作アプリのワークスペースへのインストールが必要です。組織のアプリ管理ポリシーによっては管理者の承認が必要になるため、事前にご確認ください。

Zapier:Code by Zapier で署名を計算して送信

素の Webhooks by Zapier アクションは静的なヘッダーしか設定できないため、単体では署名を計算できません。Code by Zapier(Python)を使うと、署名の計算から HTTP リクエストの送信までを 1 つのステップで完結できます。

Google Apps Script:UrlFetchApp で署名を計算して送信

Google Apps Script は Utilities.computeHmacSha256Signature で署名を計算できます。

実装時につまずきやすいポイント

どの言語で実装する場合も、ハマりどころは共通です。エラーの症状から原因を特定できるよう、まとめておきます。 また、いきなり本実装せず、Admina 側の「Webhook テスト」(受信待機モード)へテスト用のペイロードを 1 回 POST して、署名検証が OK になることを先に確認するのが確実です。詳細はWebhook のワークフローを設定するをご確認ください。

6 パターンのまとめ

まとめると次の 2 点です。
  • Admina から外部への HTTP リクエストは、一般的な Webhook 受信口があれば繋がります。 3 サービスともコードなしで受信できます
  • 外部から Admina のワークフロー起動には署名計算のコードが必要です。 スクリプトを組み込めるツールなら繋がります

おわりに

設定手順の詳細は次のドキュメントをご確認ください。 Admina の導入をご検討中の方は、下記から資料をご請求いただけます。

Admina の資料を請求する(資料 3 点セット)

このブログでは、Admina の活用方法を今後も紹介していきます。記事一覧はブログトップからご覧ください。
最終更新日 2026年8月19日