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Microsoft Intune で管理された Windows 端末に、Admina ブラウザ拡張機能を配布する手順です。 拡張機能の全体像は ブラウザ拡張機能を配布してシャドーITを検知・サービスアクティビティを取得する を参照してください。 Windows 環境向けの配布手順は 3 種類あります。ご利用の環境に合うものをお選びください。

1. 前提条件

本手順は、以下がすでに整っていることを前提としています。
  • 対象端末が Microsoft Intune に登録済みであること(Intune 管理センターDevices に表示され、正常に同期していること)
  • 端末が Microsoft Entra ID に参加していること
  • 配布対象のユーザーが所属する Entra ID のセキュリティグループがあること
  • 作業者が Intune 管理者のロールを持っていること
対象ブラウザは Google Chrome と Microsoft Edge です。両方に配布する場合は、それぞれ別々に設定します(手順は同じです)。

Admina 管理画面から取得する値

作業前に、Admina 管理画面から以下の 3 つを控えてください。

2. 配布ファイル

.admx.adml は必ず同じ名前のペアでアップロードします。 以下よりダウンロードいただけます。Intune へのアップロード時にご利用ください。 ※以下をクリックすると同じタブでファイルが開きます。ダウンロード後は、ブラウザの「戻る」ボタンで本ページにお戻りください。 まとめて欲しい場合は すべてのファイルを ZIP でダウンロード をご利用ください。
Set-UserEmailEnv.ps1UTF-8(BOM 付き)+ CRLF 改行で保存されています。Windows PowerShell(5.1)がスクリプトの文字コードを正しく解釈するために必要な形式のため、このファイルを編集する場合もこの形式を維持してください。

3. 配布の仕組み

Intune には「ログイン中のユーザーのメールアドレス」を設定値に自動で埋め込む機能がありません。そのため、本手順では 2 つの部品を組み合わせます。 ① 設定テンプレート(ADMX) が、拡張機能の強制インストールと各種パラメータを配布します。このうち UserEmail には実際のメールアドレスではなく %USEREMAIL% という環境変数への参照を書き込みます。 ② スクリプト(Set-UserEmailEnv.ps1) が、各ユーザーのログイン時に、そのユーザー自身のメールアドレスを環境変数 USEREMAIL に設定します。 ブラウザが設定を読み込むタイミングで %USEREMAIL% が実際のメールアドレスに展開され、ユーザーごとに正しい値が Admina に送信されます。この仕組みにより、1 台の端末を複数のユーザーが利用する場合でも、それぞれのユーザーが自分のメールアドレスで記録されます

4. 設定手順

手順 1: 設定テンプレートをインポートする

Intune 管理センターで以下を開きます。
DevicesConfigurationManageTemplatesImport ADMX
Chrome 用と Edge 用を、それぞれ別々に 2 回に分けてインポートします。
  1. 1 回目: ExtensionChrome.admxExtensionChrome.adml をアップロード
  2. 2 回目: ExtensionEdge.admxExtensionEdge.adml をアップロード
両方とも StateAvailable になれば成功です。
Intune の Import ADMX 画面でAdminaEdgeのADMX/ADMLファイルをアップロードし、Upload Completedと表示されている状態

手順 2: 設定プロファイルを作成する

DevicesConfigurationCreateNew Policy
Create a profile画面でPlatformにWindows 10 and later、Profile typeにTemplates(Imported Administrative templates)を選択している状態
以下を選択・入力します。 Configuration settings の画面で Admina と検索すると、次の 2 つが表示されます。配布したいブラウザの方を選択してください。
  • [Chrome] Admina Extension を強制インストールし Managed Policy を配布する
  • [Edge] Admina Extension を強制インストールし Managed Policy を配布する
Enabled を選び、以下の値を入力します。
UserEmail と UserPC は、実際の値に置き換えないでください。 %USEREMAIL% %COMPUTERNAME% という文字列のまま入力します。ブラウザが読み込む際に、自動的にユーザーごとの値へ展開されます。
Configuration settings画面でApiKey・CreatedDate・OrganizationID・UserEmail・UserPCの各値を入力している状態
Assignments で、配布対象のユーザーグループを指定します。
デバイスグループではなくユーザーグループを指定してください。本テンプレートはユーザー単位の設定として動作します。
Review + create画面で設定プロファイルの内容とAssignmentsを最終確認している状態
Chrome と Edge の両方に配布する場合は、この手順をもう一度繰り返して 2 つのプロファイルを作成します。

手順 3: メールアドレス設定スクリプトを配布する

DevicesScripts and remediationsPlatform scriptsAddWindows 10 and later
「Run this script using the logged on credentials」は必ず Yes にしてください。 No のままだと、ユーザーごとのメールアドレスが正しく設定されません。
Script settings画面でSet-UserEmailEnv.ps1のRun using logged on credentials等の設定値を入力している状態
Review + create画面でSet-UserEmailEnv.ps1スクリプトの設定内容とAssignmentsを最終確認している状態

5. 動作確認

設定の反映には数分から数十分かかります。対象ユーザーで端末にサインインしたあと、以下を確認してください。

確認 1: 環境変数

PowerShell を新しく開いて実行します。
サインインしているユーザーのメールアドレスが表示されれば成功です。

確認 2: 拡張機能

ブラウザで chrome://extensions(Edge の場合は edge://extensions)を開き、Admina 拡張機能がインストールされていることを確認します。「組織によってインストールされました」と表示されます。

確認 3: 拡張機能の設定画面

Admina 拡張機能のオプション画面を開き、Email address 欄にサインイン中のユーザーのメールアドレスが表示され、Managed と表示されていることを確認します。 問題がある場合は Diag データの確認方法 を参照してください。

6. よくある質問・トラブルシューティング

各手順で実行エラーが出る場合

手順 2(設定プロファイル)または手順 3(スクリプト)で配布エラーが起きている場合、それぞれの実行ログを Intune 管理センターで確認してください。 設定プロファイルは、DevicesConfiguration → 該当プロファイル → Device status で、対象端末ごとの適用結果(Succeeded / Error など)を確認できます。
設定プロファイルのDevice status画面でSucceededとErrorの件数と端末ごとの状態を確認している状態
スクリプトは、DevicesScripts and remediations → 該当スクリプト → Device status / User status で、実行結果を確認できます。
Set-UserEmailEnv スクリプトのDevice status / User status画面で実行結果を確認している状態
Error が出ている場合は、対象端末を選択すると詳細なエラーコード・メッセージを確認できます。

設定後すぐに反映されません

Intune の反映にはタイムラグがあります。再ログインなどで Sync する場合もあります。通信環境が良い状態で時間(1〜数時間)待つか、ログオフ / ログイン(再ログイン)を試すなどしてください。

拡張機能に %USEREMAIL% と表示される

環境変数が展開される前にデータが送信されると発生します。環境変数の展開が行われれば自然に解消するため、まずは反映を一定時間お待ちください。それでも反映がこない場合は配布エラーになっていないか、以下の手順で確認してください。
  • 「Run this script using the logged on credentials」が Yes になっているか
  • DevicesScripts and remediations → 該当スクリプト → Device status で、対象端末が Success になっているか

設定値(ApiKey など)を変更したい

手順 2 で作成した設定プロファイルを開き、値を書き換えて保存するだけです。次回の同期時に各端末へ反映されます。ファイルの再アップロードは不要です。

配布を停止したい

手順 2 で作成した設定プロファイルの割り当てを解除するか、プロファイル自体を削除します。次回のポリシー更新時に設定が削除され、ブラウザから拡張機能が自動的に削除されます。 なお、環境変数 USEREMAIL は削除されずに残ります。これはユーザーのメールアドレスを示す一般的な値であり、Admina 固有の情報ではないためです。削除が必要な場合は別途対応してください。
最終更新日 2026年7月29日