1. 前提条件
本手順は、以下がすでに整っていることを前提としています。- 対象端末が Microsoft Intune に登録済みであること(Intune 管理センターの Devices に表示され、正常に同期していること)
- 端末が Microsoft Entra ID に参加していること
- 配布対象のユーザーが所属する Entra ID のセキュリティグループがあること
- 作業者が Intune 管理者のロールを持っていること
Admina 管理画面から取得する値
作業前に、Admina 管理画面から以下の 3 つを控えてください。2. 配布ファイル
.admx と .adml は必ず同じ名前のペアでアップロードします。
以下よりダウンロードいただけます。Intune へのアップロード時にご利用ください。
※以下をクリックすると同じタブでファイルが開きます。ダウンロード後は、ブラウザの「戻る」ボタンで本ページにお戻りください。
まとめて欲しい場合は すべてのファイルを ZIP でダウンロード をご利用ください。
Set-UserEmailEnv.ps1 は UTF-8(BOM 付き)+ CRLF 改行で保存されています。Windows PowerShell(5.1)がスクリプトの文字コードを正しく解釈するために必要な形式のため、このファイルを編集する場合もこの形式を維持してください。3. 配布の仕組み
Intune には「ログイン中のユーザーのメールアドレス」を設定値に自動で埋め込む機能がありません。そのため、本手順では 2 つの部品を組み合わせます。 ① 設定テンプレート(ADMX) が、拡張機能の強制インストールと各種パラメータを配布します。このうちUserEmail には実際のメールアドレスではなく %USEREMAIL% という環境変数への参照を書き込みます。
② スクリプト(Set-UserEmailEnv.ps1) が、各ユーザーのログイン時に、そのユーザー自身のメールアドレスを環境変数 USEREMAIL に設定します。
ブラウザが設定を読み込むタイミングで %USEREMAIL% が実際のメールアドレスに展開され、ユーザーごとに正しい値が Admina に送信されます。この仕組みにより、1 台の端末を複数のユーザーが利用する場合でも、それぞれのユーザーが自分のメールアドレスで記録されます。
4. 設定手順
手順 1: 設定テンプレートをインポートする
Intune 管理センターで以下を開きます。Devices → Configuration → Manage → Templates → Import ADMXChrome 用と Edge 用を、それぞれ別々に 2 回に分けてインポートします。
- 1 回目:
ExtensionChrome.admxとExtensionChrome.admlをアップロード - 2 回目:
ExtensionEdge.admxとExtensionEdge.admlをアップロード

手順 2: 設定プロファイルを作成する
Devices → Configuration → Create → New Policy

Configuration settings の画面で
Admina と検索すると、次の 2 つが表示されます。配布したいブラウザの方を選択してください。
[Chrome] Admina Extension を強制インストールし Managed Policy を配布する[Edge] Admina Extension を強制インストールし Managed Policy を配布する
UserEmail と UserPC は、実際の値に置き換えないでください。%USEREMAIL%%COMPUTERNAME%という文字列のまま入力します。ブラウザが読み込む際に、自動的にユーザーごとの値へ展開されます。

デバイスグループではなくユーザーグループを指定してください。本テンプレートはユーザー単位の設定として動作します。

手順 3: メールアドレス設定スクリプトを配布する
Devices → Scripts and remediations → Platform scripts → Add → Windows 10 and later
「Run this script using the logged on credentials」は必ず Yes にしてください。 No のままだと、ユーザーごとのメールアドレスが正しく設定されません。


5. 動作確認
設定の反映には数分から数十分かかります。対象ユーザーで端末にサインインしたあと、以下を確認してください。確認 1: 環境変数
PowerShell を新しく開いて実行します。確認 2: 拡張機能
ブラウザでchrome://extensions(Edge の場合は edge://extensions)を開き、Admina 拡張機能がインストールされていることを確認します。「組織によってインストールされました」と表示されます。
確認 3: 拡張機能の設定画面
Admina 拡張機能のオプション画面を開き、Email address 欄にサインイン中のユーザーのメールアドレスが表示され、Managed と表示されていることを確認します。 問題がある場合は Diag データの確認方法 を参照してください。6. よくある質問・トラブルシューティング
各手順で実行エラーが出る場合
手順 2(設定プロファイル)または手順 3(スクリプト)で配布エラーが起きている場合、それぞれの実行ログを Intune 管理センターで確認してください。 設定プロファイルは、Devices → Configuration → 該当プロファイル → Device status で、対象端末ごとの適用結果(Succeeded / Error など)を確認できます。

設定後すぐに反映されません
Intune の反映にはタイムラグがあります。再ログインなどで Sync する場合もあります。通信環境が良い状態で時間(1〜数時間)待つか、ログオフ / ログイン(再ログイン)を試すなどしてください。拡張機能に %USEREMAIL% と表示される
環境変数が展開される前にデータが送信されると発生します。環境変数の展開が行われれば自然に解消するため、まずは反映を一定時間お待ちください。それでも反映がこない場合は配布エラーになっていないか、以下の手順で確認してください。
- 「Run this script using the logged on credentials」が Yes になっているか
- Devices → Scripts and remediations → 該当スクリプト → Device status で、対象端末が Success になっているか
設定値(ApiKey など)を変更したい
手順 2 で作成した設定プロファイルを開き、値を書き換えて保存するだけです。次回の同期時に各端末へ反映されます。ファイルの再アップロードは不要です。配布を停止したい
手順 2 で作成した設定プロファイルの割り当てを解除するか、プロファイル自体を削除します。次回のポリシー更新時に設定が削除され、ブラウザから拡張機能が自動的に削除されます。 なお、環境変数USEREMAIL は削除されずに残ります。これはユーザーのメールアドレスを示す一般的な値であり、Admina 固有の情報ではないためです。削除が必要な場合は別途対応してください。
