前提条件
- AIヘルプデスクの 管理者(Admin) ロールが必要です
- Google Workspace の特権管理者権限 が必要です(ドメイン全体の委任の設定に必要)
- Google Cloud Console(GCP) にアクセスできるアカウントが必要です(Google Workspace 管理者と同じアカウントでも、別アカウントでも構いません)
接続に必要な情報
接続フォームでは以下 4 つの値を入力します。手順内で順に取得します。Step 1: GCP プロジェクトを作成する
1
Google Cloud Console を開く
https://console.cloud.google.com を開き、画面上部のプロジェクトセレクターから 新しいプロジェクト をクリックします。
2
プロジェクトを作成する
プロジェクト名(例:
minabot-chat)を入力し、作成 をクリックします。
作成が完了したら、そのプロジェクトを選択してください。3
Project Number を控える
ダッシュボード > プロジェクト情報 カードから プロジェクト番号 をコピーします(例:
123456789012)。
これが接続フォームの GCPプロジェクト番号 になります。Step 2: 必要な API を有効化する
GCP プロジェクトで API とサービス > ライブラリ を開き、以下 2 つの API を有効化します。- Google Chat API
- Admin SDK API
Step 3: サービスアカウントを作成する
1
サービスアカウントを作成する
GCP プロジェクトで IAM と管理 > サービスアカウント を開き、サービスアカウントを作成 をクリックします。
- 名前: 任意(例:
minabot-chat-bot) - 説明: 任意
2
JSON キーをダウンロードする
作成したサービスアカウントを開き、キー タブで 鍵を追加 > 新しい鍵を作成 をクリックします。キーのタイプは JSON を選択し、作成 をクリックします。
JSON ファイルが自動的にダウンロードされます。ダウンロードした JSON の 全体(中括弧含む) が、接続フォームの サービスアカウントJSON に貼り付ける値になります。
Step 4: ドメイン全体の委任(DWD)を設定する
サービスアカウントが Google Workspace のディレクトリ情報を参照できるようにします。1
サービスアカウント側で DWD を有効化する
GCP の IAM と管理 > サービスアカウント で対象のサービスアカウントを開きます。
詳細 タブの 詳細設定 で ドメイン全体の委任 を有効化し、保存してください。保存後に表示される クライアント ID(数値)を控えます。
2
Google Workspace 管理コンソールでスコープを認可する
https://admin.google.com を開き、セキュリティ > アクセスとデータ管理 > API の制御 に移動します。
ドメイン全体の委任の管理 で 新しく追加 をクリックします。
- クライアント ID: 前のステップで控えた値
-
OAuth スコープ: 以下 3 つを カンマ区切りで 1 行 に入力します
https://www.googleapis.com/auth/chat.spaces.createhttps://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonlyhttps://www.googleapis.com/auth/chat.bot
3
管理者メールを決める
サービスアカウントが代理でアクセスする Google Workspace 特権管理者のメールアドレスを用意します(例:
admin@example.com)。
これが接続フォームの 管理者メール になります。Step 5: Google Chat アプリを構成する
1
Google Chat API の Configuration を開く
GCP プロジェクトで API とサービス > Google Chat API > Configuration タブを開きます。
2
アプリの基本情報を入力する
- App name: ボットの表示名(例:
Mina) - Avatar URL: 任意(ボットのアイコン URL)
- Description: 任意
3
機能と接続先を設定する
Functionality で以下を有効にします。
- Receive 1:1 messages
- Join spaces and group conversations
4
公開範囲を設定する
Permissions で公開範囲を選択します。
- Specific people and groups in your domain(テスト時の推奨)
- Everyone in your domain
Step 6: ボットをスペースに追加する
Google Chat を開き、ボットを利用したいスペースで以下を実行します。- スペース名 > アプリと統合 > アプリを追加 をクリック
- 構成したアプリ名で検索し、追加 をクリック
Step 7: AIヘルプデスクで接続を完了する
1
連携設定を開く
AIヘルプデスクの 設定 > 連携 > メッセージング セクションで 接続を追加 をクリックし、Google Chat — カスタムボット を選択します。
2
認証情報を入力する
以下の値を入力します。
- GCPプロジェクト番号: Step 1 で取得した数値
- サービスアカウントJSON: Step 3 でダウンロードした JSON の全体
- ボット表示名: Step 5 で設定した Google Chat アプリの App name
- 管理者メール: Step 4 で決めた Google Workspace 特権管理者のメールアドレス
3
接続を完了する
接続 をクリックします。
認証情報が正しければ、メッセージング セクションに接続済みカードが表示されます。
ボットを利用する
接続が完了すると、Google Chat 上でボットに対して問い合わせができるようになります。ダイレクトメッセージで質問する
ボットとの DM にメッセージを送信すると、AI が応答します。スペースでメンションして質問する
スペースでボットをメンションすると、スレッドで AI が応答します。 スレッド内で続けて返信することで、同じセッションを継続できます。Google Chat 接続を解除する
設定 > 連携 タブの メッセージング セクションで、切断するカードのゴミ箱アイコンをクリックしてください。トラブルシューティング
「認証情報が無効です」と表示される- GCPプロジェクト番号 が数値のみ(Project ID ではない)であることを確認してください
- サービスアカウントJSON の中括弧
{}を含めて全体を貼り付けているか確認してください - 管理者メール が Google Workspace の特権管理者のメールアドレスであることを確認してください
- Step 2 で Google Chat API と Admin SDK API の両方が有効化されているか確認してください
- Step 4 の Google Workspace 管理コンソールで、必要な OAuth スコープがすべて認可されているか確認してください
- Step 5 の Connection settings > App URL に正しい webhook URL が設定されているか確認してください
- Step 6 でボットがスペースに追加されているか確認してください
- スペース内で正しくボットをメンションしているか確認してください

